コンセプト
複雑に見える都市生活は、もしかしたら自分たち自身が複雑なルールや物語を作りすぎてしまったのかもしれません。
本当に私たちは紙のストローでミルクシェイクを飲まなければならないのか、私たちにはよくわかりません。
そんなときは、毎日、自分のペースでいきるために、そんな日々のルーティンが重要。シンプルかつ自分ならではの習慣が、私たちの心を整えます。
コーヒーを飲むと、ふっとそんなひとときを感じないでしょうか。
子供の頃はただ甘い飲み物や麦茶を飲んで、走って家を出ていけば足りました。しかし私たちは複雑なステップばかり踏む毎日を、自分のペースを取り戻す儀式を必要としています。
そんな方法のひとつとして、コーヒーをハンドドリップで作って、ひとりで、もしくは大切なひとと、ほっとひといき。
そんなひとときを大切にしたい、楽しみたい、大げさにいえば、そんなこころの豊かさを自分たちに取り戻す、そんな気持ちで私たちのブランドは生まれました。
そのやり方は自分らしく、マニュアルやルールに縛られず、思い切って自分のやりたいようにしてみましょうか。何故ならこれらはそんな大層なものではなく、たった一杯のコーヒーのため。自分が自由に楽しむためのもの。例えば自分のためだけに書く日記に、誰に遠慮が必要でしょうか。
ただ私たちは、ひとつだけ、ブランド名に加えて下記のようなサブタイトルをつけています。
サスティナブル、そんな認証をとらないコーヒー以外は扱わない、そんな仰々しいことを言うつもりはありません。
ただ、スペシャルティコーヒーなど、特色のある農園の方の息吹が聞こえるような、そんなコーヒーを取扱って、その生産者のつくる宝石のような価値を無理なく楽しみたい、そんなメインテーマがございます。
そんなユニークな香りや味のコーヒーの生産者さんとお付き合いして、毎年、少しづつ進化したり、美味しくなるそのコーヒーを楽しもう、そんな気持ちでこのサプタイトルをつけました。
そのために私たちにできることは、こちらのブランドから得た収益の一部を、私たちの大切なパートナーである、コーヒー産地の生産者さんに、より美味しいコーヒーを作っていただくために寄付したり、買い続けることで支援をさせていただくことです。
これは決して綺麗事ではありません。美味しいコーヒーを作り続けるのはとても大変なこと、寄付をすると同時に、さまざまな設備を整えていただいて、年々美味しいコーヒーが届けられるようなチャレンジをお願いする、つまりこれらは私たちに大きな円を描いて帰ってくる、そんなサスティナブルな試みを最も大切にしています。
貴方が、飲んで楽しんでいただくことで、これらの循環のサークルは完成します。生産者の方に美味しいスペシャルティコーヒーを作ることは儲かるよね、次のチャレンジが成功するかな、収穫が楽しみだと思っていただくことが根幹になっています。
ドリップのやり方、温度、はたまた焙煎にこだわるのももちろん楽しいことです。ただ、その素材が良くなければ、それはあまり広がりはありません。
貴方が私たちのブランドやコーヒーをきにいっていただくことで、来年のコーヒーがより美味しくなるよう、私たちはこのようなサブタイトルをつけました。
そして、with freedomとつけたのは、これらは義務ではなく、自由な気持ちで楽しく参加してほしいという心持ちです。
コーヒーを美味しくいただくのなら、どうせなら家計に優しい、大量生産品で満足だという声もあるでしょう。しかし、それらは誰かが陰で泣いている製品かもしれません。
どうせ買うなら、より美味しいコーヒーを来年も再来年も飲めるような仕組みのものの方が良いかなぁと私たちは考えます。甘酸っぱい考え方でしょうか。もちろん、どちらをチョイスするかはあなたの自由です。
しかし、あなたは応援するアーティストの作品をサブスクだけではなく、つい初回限定のCDを買ってしまったりしないでしょうか。そんな楽しい気持ちで、毎日のコーヒーライフも楽しんでいただければ本当に幸いです。
代表
中小路通 / TORU NAKAKOJI
(ダイイチデンシInc.代表取締役)